各店の活性化図り足元商圏を強化
─社長に就任されて間もなく1年です。熊本の印象や、取り組んできたことは。
藤木 熊本県は酪農県ということで乳製品への嗜好が強く、トマトやスイカなど日本一の品目も多い上、県内でも地域によって好まれる肉種が異なるなど、食品に対して繊細かつダイナミックな県だという印象で、大きなやりがいを感じます。この5年で県産品、地場商品の取扱比率を現状の8%程度から10%以上にしたいと考えています。また、食品スーパーとして地域の台所、冷蔵庫代わりに安心して使っていただくには、足元商圏、車で5分圏内のシェアを広げなくてはいけません。接客やサービスレベルの向上も必要なので、女性中心のチームでCS(カスタマーサービス)課を立ち上げ、ハード面や駐車場も含めて安心して買い物ができる店舗環境を整え、接客レベルの向上を強化しています。
─コロナ禍での売り上げ推移は。
藤木 コロナ禍が長引き、伸びが鈍化しているのが現状です。また熊本県では昨年、大規模な新規商業施設が相次いでオープンしており、その影響はありました。一方、リベンジ消費でシニア層の来店が増えていますので、生鮮品、和菓子、和総菜を強化するなどの対策を各店で進めています。会社としては、60歳以上のお客さまを対象にした「ゆめかプラスカード」の会員獲得など、販促活動も強化していきます。
─SDGsに関連した取り組みも積極的です。
藤木 フードロス削減のため、お客さまと協力しながら実施できるような仕組みを取り入れ、廃棄率を下げる活動をしているほか、賞味期限が近い商品を集めて子ども食堂に持っていくような活動を、自治体の方と一緒に進めようとしています。また、24店舗のうち現在は女性店長が2人、本社に5人の女性管理職がいますが、5年後には女性管理職を20人以上に増やしたいと考えています。女性が働きやすい環境づくり、具体的には早く帰れるシフト調整や短時間の勤務が可能な環境なども構築していきたいと思います。
─2022年の展望と、今後の展開についてお聞かせください。
藤木 年間5店舗以上のペースでの改装と併せ、新規出店を具体的にスタートする年だと考えています。地元企業として新規採用にも力を入れ、店舗と社内の活性化を進めていきたいと思います。今後も食品シェアナンバーワンという思いを実現すべく、地域とお客さまに貢献していきます。


各店の活性化図り足元商圏を強化
─社長に就任されて間もなく1年です。熊本の印象や、取り組んできたことは。
藤木 熊本県は酪農県ということで乳製品への嗜好が強く、トマトやスイカなど日本一の品目も多い上、県内でも地域によって好まれる肉種が異なるなど、食品に対して繊細かつダイナミックな県だという印象で、大きなやりがいを感じます。この5年で県産品、地場商品の取扱比率を現状の8%程度から10%以上にしたいと考えています。また、食品スーパーとして地域の台所、冷蔵庫代わりに安心して使っていただくには、足元商圏、車で5分圏内のシェアを広げなくてはいけません。接客やサービスレベルの向上も必要なので、女性中心のチームでCS(カスタマーサービス)課を立ち上げ、ハード面や駐車場も含めて安心して買い物ができる店舗環境を整え、接客レベルの向上を強化しています。
─コロナ禍での売り上げ推移は。
藤木 コロナ禍が長引き、伸びが鈍化しているのが現状です。また熊本県では昨年、大規模な新規商業施設が相次いでオープンしており、その影響はありました。一方、リベンジ消費でシニア層の来店が増えていますので、生鮮品、和菓子、和総菜を強化するなどの対策を各店で進めています。会社としては、60歳以上のお客さまを対象にした「ゆめかプラスカード」の会員獲得など、販促活動も強化していきます。

─SDGsに関連した取り組みも積極的です。
藤木 フードロス削減のため、お客さまと協力しながら実施できるような仕組みを取り入れ、廃棄率を下げる活動をしているほか、賞味期限が近い商品を集めて子ども食堂に持っていくような活動を、自治体の方と一緒に進めようとしています。また、24店舗のうち現在は女性店長が2人、本社に5人の女性管理職がいますが、5年後には女性管理職を20人以上に増やしたいと考えています。女性が働きやすい環境づくり、具体的には早く帰れるシフト調整や短時間の勤務が可能な環境なども構築していきたいと思います。
─2022年の展望と、今後の展開についてお聞かせください。
藤木 年間5店舗以上のペースでの改装と併せ、新規出店を具体的にスタートする年だと考えています。地元企業として新規採用にも力を入れ、店舗と社内の活性化を進めていきたいと思います。今後も食品シェアナンバーワンという思いを実現すべく、地域とお客さまに貢献していきます。

Data
概要
所 在 地 | 〒861-8010 熊本市東区上南部2丁目2-2 |
---|---|
事業内容 | スーパーマーケットの運営 |
設 立 | 平成15年7月 |
資 本 金 | 2億5,700万円 |
役 員 | 4人 |
従業員数 | 1,529人(2021年8月31日現在) |
店 舗 | 熊本県内24店舗(熊本市内13店舗、山鹿地区2店舗、八代地区2店舗、球磨地区2店舗、天草地区2店舗、宇城市1店舗、宇土市1店舗、菊陽町1店舗) |
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