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株式会社杉本本店

「くまもと黒毛和牛」の魅力を世界へ

─昨年の業況は。

杉本 当社では、オリジナルブランドの黒毛和牛「黒樺(くろはな)牛」を自社牧場で飼育・生産しています。国内ではコロナ禍の影響でインバウンドや外食需要が激減したため、最上級のヒレ肉やサーロインステーキ肉の売れ行きは減少しました。その反面、海外からのニーズが高まり輸出量が拡大したほか、ECサイトへのお取り寄せの注文が増えました。円安や国際不安から飼料などの原価が高騰していますが、販売価格には転嫁させていません。

─海外輸出に取り組まれています。

杉本 台湾やアラブ首長国連邦(UAE)、タイ、マカオ、香港など7カ国に輸出しています。一昨年、イスラム法の基準を満たした食品であることを示す「ハラル認証」を得てイスラム圏への輸出が始まりました。現在は特に台湾とUAEに注力しています。イスラム圏をはじめ海外では「和牛はステーキ」というイメージを持たれており、ヒレ、サーロインといった部位ごとのオーダーが多い中、当社では他の部位の魅力や食べ方を提案したり、現地の飲食店と提携したりするなどして、1頭フルセットでの輸出を実現しています。それができるのも自社牧場を持っているからこそ。昨秋、スライスなどができる精肉機械を導入し、牛肉処理技術のない相手先にも出荷が可能になりました。今後は、こうした処理済みの肉を輸出するスタイルが主流になっていくのではないでしょうか。海外での和牛人気は非常に高く、問い合わせや相談が増えているほか、2月にタイやUAEのドバイで開かれる食のイベントに、当社の黒樺牛を出品する予定です。また昨年11月、マレーシアの査察を受けましたので、認証が取得できれば輸出できるようになります。円安は輸出面では追い風。輸出高の目標は、5年後までに総出荷高の2割に相当する年間500㌧です。

─和牛の所有頭数が日本一になられました。

杉本 専門誌に取り上げられました。当社の黒樺牛2万頭と、関連会社のS&iファームの1万5000頭と合わせて計3万5000頭を飼育しています。当社は元々精肉店からスタートし、先代の会長が和牛を500頭ほど飼い始めてからおよそ25年でここまで成長できたことについては、感慨深いものがあります。今後も業界の一員として、おいしい和牛を安定的に提供するのはもちろんのこと、食の安心・安全やSDGs、環境問題解決に取り組むとともに、「くまもと黒毛和牛」ブランドの魅力を発信していきたいですね。
 

2020年6月に完成した新本社工場
代表取締役 杉本 光士郎氏

「くまもと黒毛和牛」の魅力を世界へ

─昨年の業況は。

杉本 当社では、オリジナルブランドの黒毛和牛「黒樺(くろはな)牛」を自社牧場で飼育・生産しています。国内ではコロナ禍の影響でインバウンドや外食需要が激減したため、最上級のヒレ肉やサーロインステーキ肉の売れ行きは減少しました。その反面、海外からのニーズが高まり輸出量が拡大したほか、ECサイトへのお取り寄せの注文が増えました。円安や国際不安から飼料などの原価が高騰していますが、販売価格には転嫁させていません。

─海外輸出に取り組まれています。

杉本 台湾やアラブ首長国連邦(UAE)、タイ、マカオ、香港など7カ国に輸出しています。一昨年、イスラム法の基準を満たした食品であることを示す「ハラル認証」を得てイスラム圏への輸出が始まりました。現在は特に台湾とUAEに注力しています。イスラム圏をはじめ海外では「和牛はステーキ」というイメージを持たれており、ヒレ、サーロインといった部位ごとのオーダーが多い中、当社では他の部位の魅力や食べ方を提案したり、現地の飲食店と提携したりするなどして、1頭フルセットでの輸出を実現しています。それができるのも自社牧場を持っているからこそ。昨秋、スライスなどができる精肉機械を導入し、牛肉処理技術のない相手先にも出荷が可能になりました。今後は、こうした処理済みの肉を輸出するスタイルが主流になっていくのではないでしょうか。海外での和牛人気は非常に高く、問い合わせや相談が増えているほか、2月にタイやUAEのドバイで開かれる食のイベントに、当社の黒樺牛を出品する予定です。また昨年11月、マレーシアの査察を受けましたので、認証が取得できれば輸出できるようになります。円安は輸出面では追い風。輸出高の目標は、5年後までに総出荷高の2割に相当する年間500㌧です。
 

代表取締役 杉本 光士郎氏

 
─和牛の所有頭数が日本一になられました。

杉本 専門誌に取り上げられました。当社の黒樺牛2万頭と、関連会社のS&iファームの1万5000頭と合わせて計3万5000頭を飼育しています。当社は元々精肉店からスタートし、先代の会長が和牛を500頭ほど飼い始めてからおよそ25年でここまで成長できたことについては、感慨深いものがあります。今後も業界の一員として、おいしい和牛を安定的に提供するのはもちろんのこと、食の安心・安全やSDGs、環境問題解決に取り組むとともに、「くまもと黒毛和牛」ブランドの魅力を発信していきたいですね。
 

2020年6月に完成した新本社工場

Data

概要

所 在 地

〒861-4307 宇城市豊野町巣林538番地
【電話】0964(45)2611

事業内容

食肉卸、小売、和牛繁殖、和牛肥育

設   立

昭和58年1月(創立 昭和23年1月)

資 本 金

5,000万円

役   員

取締役会長/杉本知彌
代表取締役/杉本光士郎
専務取締役/杉本侑次朗

従業員数

145人(グループ計)

グループ企業

(株)矢岳牧場、(株)スギモトファーム

ホームページ

http://www.sugimotohonten-shop.com/