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熊本県酪農業協同組合連合会

組織の強み生かして酪農家を支援

─全酪連会長となられて2年目を迎えられました。現在の酪農情勢はいかがでしょうか。

隈部 現在、日本の酪農家は大変厳しい状況にあります。コロナ禍により牛乳の消費が減少し、加工用の脱脂粉乳やバターなどの在庫が増えています。飼料も購入する配合飼料の原料や乾牧草の価格が上昇し、酪農家の経営を圧迫しています。また、肥育農家も子牛を買い控えており、結果的に酪農家が販売する子牛の価格が下がっています。こうした中、経営の継続が難しい酪農家も少なくありません。生乳生産というのは簡単に増やしたり減らしたりできず、消費が増えたから急に増やそうとできるものではありませんので、牛乳乳製品の安定供給には生乳生産基盤の維持が不可欠です。日本の食を守るためにも酪農家の現状および昨秋の値上げに関しましてはご理解いただきたくお願いいたします。

─県酪連の状況はいかがでしょうか。

隈部 令和4年上期の事業高は、前年を上回りました。生乳事業では、酪農家の減少は続いているものの、近年取り組んできた酪農対策の効果が表れてきています。九州では熊本以外で生産量が落ち込んでいますが、熊本は前年並みの生産量を維持しています。乳業部門では、牛乳の消費が減少している中、大手コーヒーチェーンとの提携事業が好調なほか、量販店におけるPB(プライベートブランド)牛乳の販路拡大など、営業努力を重ねながら減少した分をカバーしているという状況です。こうしたことができるのも自らの工場を持ち、生産から販売まで行う総合酪農組織だからだと思います。組織の強みを生かしながら、熊本の酪農家を支援していくことが重要な使命であると考えています。

─酪農組織の整備も計画されています。

隈部 酪農家戸数が減少する中、足腰の強い酪農組織を目指し整備を進めています。また、現在熊本工場敷地内の開発工事も進めています。特に工場へ投資することでより徹底した衛生管理の下で安全安心な製品をお届けしたいと考えています。

─来年は「らくのう牛乳」発売50周年と伺いました。

隈部 来年2024年は1974年の工場建設から50年を迎え、併せて熊本県酪連創立70周年の節目の年です。長らくご愛飲いただいていることに心から感謝を申し上げ、西日本最大、全国3位の酪農県としての使命を果たせるよう、さらなる努力を重ねていきたいと思います。
 

らくのうマザーズ熊本工場
らくのうマザーズ熊本工場
代表理事会長 隈部 洋氏
代表理事会長 隈部 洋氏

組織の強み生かして酪農家を支援

─全酪連会長となられて2年目を迎えられました。現在の酪農情勢はいかがでしょうか。

隈部 現在、日本の酪農家は大変厳しい状況にあります。コロナ禍により牛乳の消費が減少し、加工用の脱脂粉乳やバターなどの在庫が増えています。飼料も購入する配合飼料の原料や乾牧草の価格が上昇し、酪農家の経営を圧迫しています。また、肥育農家も子牛を買い控えており、結果的に酪農家が販売する子牛の価格が下がっています。こうした中、経営の継続が難しい酪農家も少なくありません。生乳生産というのは簡単に増やしたり減らしたりできず、消費が増えたから急に増やそうとできるものではありませんので、牛乳乳製品の安定供給には生乳生産基盤の維持が不可欠です。日本の食を守るためにも酪農家の現状および昨秋の値上げに関しましてはご理解いただきたくお願いいたします。

─県酪連の状況はいかがでしょうか。

隈部 令和4年上期の事業高は、前年を上回りました。生乳事業では、酪農家の減少は続いているものの、近年取り組んできた酪農対策の効果が表れてきています。九州では熊本以外で生産量が落ち込んでいますが、熊本は前年並みの生産量を維持しています。乳業部門では、牛乳の消費が減少している中、大手コーヒーチェーンとの提携事業が好調なほか、量販店におけるPB(プライベートブランド)牛乳の販路拡大など、営業努力を重ねながら減少した分をカバーしているという状況です。こうしたことができるのも自らの工場を持ち、生産から販売まで行う総合酪農組織だからだと思います。組織の強みを生かしながら、熊本の酪農家を支援していくことが重要な使命であると考えています。
 

代表理事会長 隈部 洋氏
代表理事会長 隈部 洋氏

 
─酪農組織の整備も計画されています。

隈部 酪農家戸数が減少する中、足腰の強い酪農組織を目指し整備を進めています。また、現在熊本工場敷地内の開発工事も進めています。特に工場へ投資することでより徹底した衛生管理の下で安全安心な製品をお届けしたいと考えています。

─来年は「らくのう牛乳」発売50周年と伺いました。

隈部 来年2024年は1974年の工場建設から50年を迎え、併せて熊本県酪連創立70周年の節目の年です。長らくご愛飲いただいていることに心から感謝を申し上げ、西日本最大、全国3位の酪農県としての使命を果たせるよう、さらなる努力を重ねていきたいと思います。
 

らくのうマザーズ熊本工場
らくのうマザーズ熊本工場

Data

概要

所 在 地

〒861-8041 熊本市東区戸島5丁目10-15
【電話】096(388)3511

設   立

昭和29年4月3日

会   員

20組合

出 資 金

9億3,242万円

売 上 高

661億1,600万円

事業内容

生乳業務事業、購買事業、指導事業、食肉事業、素畜事業、乳業事業、阿蘇ミルク牧場事業

役職員数

理事12人、監事3人、職員284人

事 業 所

マザーズ・ステーション(菊池市・宇城市・あさぎり町)、食肉課(菊池市)、熊本工場、菊池工場、阿蘇ミルク牧場

支   店

熊本、福岡

営 業 所

関東、関西、中四国、北九州、大分、長崎、南九州

協同会社

(株)マザーズファーム、(株)らくのう運輸

ホームページ

https://www.mothers.or.jp/