海外展開強化 画期的な新商品も
─昨年のニュースをお聞かせください。
吉良 国内・海外ともに売り上げを伸ばしているこんにゃくスイーツ「MOCHIKON」の賞味期限を12カ月に延長することができました。インバウンドのお土産のほか海外展開も期待でき、常温で長期保存できるため食品ロスの削減にもつながります。食品安全管理の国際規格「FSSC22000」については、一昨年の阿蘇工場に続いて宇土工場が認証を取得しました。11月に開催された「第26回全国納豆鑑評会」では国産だしかけ納豆が優秀賞を受賞し、歴代最多の受賞数を更新しました。
─画期的な新商品の数々も話題になりました。
吉良 食物繊維たっぷりの「くちどけきな粉」はヨーグルトや牛乳にもよくなじみます。グルテンフリー・低糖質の「微粉おからパウダー」はお菓子づくりや料理に活用できるため、ダイエット中の方や小麦アレルギーの方にもお薦めです。人気の「やせ麺」シリーズには「辛まぜめん風」「カレーうどん風」などの新商品を追加。納豆の人気商品「九州本仕込み」はあまかたれを上品な甘さに改良したほか、生姜の風味と甘みを生かした「生姜あまみたれ」の新商品を発売しました。日本の伝統食品を世界に発信するブランド「B-GENKI」では、「こんにゃくジャーキー旨辛しょうゆ」「こんにゃくグミぶどう・マンゴー」を通販で販売開始。後者は動物性ゼラチンを使う従来のグミと異なり、食物繊維やミネラルを含む植物性のこんにゃくを使用しているのがポイントです。
─社員教育にも力を入れておられます。
吉良 所属部署だけでなく会社全体に目を向けた発想や提案力を育てる「交差教育」、知識・技術の習得と目標達成をモチベーションアップにつなげる「スキルマップ」の導入が成果を上げていると感じます。社員がより力を発揮できる組織改編や働きやすい制度・環境づくり、部署間の連携・交流の活性化を、新事業展開や商品開発につなげたいですね。
─2023年の計画について教えてください。
吉良 今後はアジアに続き、アメリカなど海外市場の開拓を進め、世界中に当社の商品を通して元気をお届けしたいと考えています。また、新たなSNSの活用、他企業とのコラボに加え、消費者モニター制度を復活させ、お客さまとのコミュニケーションを強化し、当社ファンの獲得と認知度アップを図ります。そして今春、日本の伝統食を107年作り続けた歴史と当社の強みを生かした集大成となる画期的な新商品を発売します。ご期待ください。


海外展開強化 画期的な新商品も
─昨年のニュースをお聞かせください。
吉良 国内・海外ともに売り上げを伸ばしているこんにゃくスイーツ「MOCHIKON」の賞味期限を12カ月に延長することができました。インバウンドのお土産のほか海外展開も期待でき、常温で長期保存できるため食品ロスの削減にもつながります。食品安全管理の国際規格「FSSC22000」については、一昨年の阿蘇工場に続いて宇土工場が認証を取得しました。11月に開催された「第26回全国納豆鑑評会」では国産だしかけ納豆が優秀賞を受賞し、歴代最多の受賞数を更新しました。
─画期的な新商品の数々も話題になりました。
吉良 食物繊維たっぷりの「くちどけきな粉」はヨーグルトや牛乳にもよくなじみます。グルテンフリー・低糖質の「微粉おからパウダー」はお菓子づくりや料理に活用できるため、ダイエット中の方や小麦アレルギーの方にもお薦めです。人気の「やせ麺」シリーズには「辛まぜめん風」「カレーうどん風」などの新商品を追加。納豆の人気商品「九州本仕込み」はあまかたれを上品な甘さに改良したほか、生姜の風味と甘みを生かした「生姜あまみたれ」の新商品を発売しました。日本の伝統食品を世界に発信するブランド「B-GENKI」では、「こんにゃくジャーキー旨辛しょうゆ」「こんにゃくグミぶどう・マンゴー」を通販で販売開始。後者は動物性ゼラチンを使う従来のグミと異なり、食物繊維やミネラルを含む植物性のこんにゃくを使用しているのがポイントです。

─社員教育にも力を入れておられます。
吉良 所属部署だけでなく会社全体に目を向けた発想や提案力を育てる「交差教育」、知識・技術の習得と目標達成をモチベーションアップにつなげる「スキルマップ」の導入が成果を上げていると感じます。社員がより力を発揮できる組織改編や働きやすい制度・環境づくり、部署間の連携・交流の活性化を、新事業展開や商品開発につなげたいですね。
─2023年の計画について教えてください。
吉良 今後はアジアに続き、アメリカなど海外市場の開拓を進め、世界中に当社の商品を通して元気をお届けしたいと考えています。また、新たなSNSの活用、他企業とのコラボに加え、消費者モニター制度を復活させ、お客さまとのコミュニケーションを強化し、当社ファンの獲得と認知度アップを図ります。そして今春、日本の伝統食を107年作り続けた歴史と当社の強みを生かした集大成となる画期的な新商品を発売します。ご期待ください。

Data
概要
所 在 地 | 〒860-0823 熊本市中央区世安町380 |
---|---|
創 業 | 大正4年3月 |
事業内容 | 食品製造および販売(納豆、豆腐、こんにゃく、ところ天、かんてん、穀粉) |
資 本 金 | 5,000万円 |
従業員数 | 400人(グループ合計) |
取 締 役 | 代表取締役社長/吉良扶佐子 |
営業拠点 | 熊本、福岡、広島、南九州他 |
物流センター | 熊本(嘉島) |
工 場 | 阿蘇、松橋、宇土、大津 |
関連会社 | 九州大豆食品(株)、(株)B-GENKI |
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