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KMバイオロジクス株式会社

新型コロナワクチン実用化は来年度

─昨年の企業概況を教えてください。

永里 新型コロナウイルス感染症が収束しない中、昨年は国内でサル痘の感染者が確認されるなど、感染症に対する備えが強く求められています。当社は新型コロナ流行下であっても、皆さまの健康を支える製品の安定供給に努めてまいりました。結果、インフルエンザワクチンが過去最高の出荷量になったことに加え、血友病治療薬などの血漿分画製剤の需要が高まり、業績に貢献しました。また昨年9月、感染症のパンデミック(世界的大流行)時にパンデミックワクチン製造を行う、経産省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医療品製造拠点等整備事業」に採択されました。国の補助を受け、菊池市の菊池研究所内に最新技術を駆使した製造設備を今年夏から建設する予定です。

─新型コロナワクチンの開発状況は。

永里 当社では、安全性を重視した従来型の不活化ワクチンの実用化に注力しており、開発は順調に進んでいます。「緊急承認制度」を活用し、昨年9月の薬事承認申請を目指していましたが、他社の新型コロナ治療薬の適用が見送られたことを受け、今年の4〜6月をめどに薬事承認申請する計画に変更しました。来年度中には供給を開始できるよう、全従業員が一丸となって取り組んでいるところです。新型コロナワクチンはすでに接種が進んでいますが、不活化の新型コロナワクチンはまだ実用化されていません。国民の皆さまに新しい選択肢を提供できるようにしたいですね。ウィズコロナで今後も定期的に接種する可能性がありますので、副反応が少ないといわれる不活化ワクチンのニーズは高いと考えています。

─今後の抱負をお願いします。

永里 当社設立以来、海外進出を目指して準備してきました。対象は主にアジア圏で、Meiji Seika ファルマが販売拠点を持つ中国や韓国、台湾、タイを中心に展開する予定です。各地でマーケティングやネットワーク構築に取り組んでおり、製品の現地生産も含めて検討している段階です。今年はワクチンや血漿分画製剤、動物薬事業のいずれかの製品の輸出、または技術提供をスタートさせたいですね。また、日本医療研究開発機構が昨年、先進的研究開発戦略センター(SCARDA)を設立しました。ワクチンの研究開発を、基礎研究から実用化まで一気通貫で強力に推進することを目的とした組織です。当社も参画し、今後は産学官連携によるワクチン研究開発を後押ししていきます。
 

開発中の新型コロナワクチン治験薬
開発中の新型コロナワクチン治験薬
代表取締役社長 永里 敏秋氏
代表取締役社長 永里 敏秋氏

新型コロナワクチン実用化は来年度

─昨年の企業概況を教えてください。

永里 新型コロナウイルス感染症が収束しない中、昨年は国内でサル痘の感染者が確認されるなど、感染症に対する備えが強く求められています。当社は新型コロナ流行下であっても、皆さまの健康を支える製品の安定供給に努めてまいりました。結果、インフルエンザワクチンが過去最高の出荷量になったことに加え、血友病治療薬などの血漿分画製剤の需要が高まり、業績に貢献しました。また昨年9月、感染症のパンデミック(世界的大流行)時にパンデミックワクチン製造を行う、経産省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医療品製造拠点等整備事業」に採択されました。国の補助を受け、菊池市の菊池研究所内に最新技術を駆使した製造設備を今年夏から建設する予定です。

─新型コロナワクチンの開発状況は。

永里 当社では、安全性を重視した従来型の不活化ワクチンの実用化に注力しており、開発は順調に進んでいます。「緊急承認制度」を活用し、昨年9月の薬事承認申請を目指していましたが、他社の新型コロナ治療薬の適用が見送られたことを受け、今年の4〜6月をめどに薬事承認申請する計画に変更しました。来年度中には供給を開始できるよう、全従業員が一丸となって取り組んでいるところです。新型コロナワクチンはすでに接種が進んでいますが、不活化の新型コロナワクチンはまだ実用化されていません。国民の皆さまに新しい選択肢を提供できるようにしたいですね。ウィズコロナで今後も定期的に接種する可能性がありますので、副反応が少ないといわれる不活化ワクチンのニーズは高いと考えています。
 

代表取締役社長 永里 敏秋氏
代表取締役社長 永里 敏秋氏

 
─今後の抱負をお願いします。

永里 当社設立以来、海外進出を目指して準備してきました。対象は主にアジア圏で、Meiji Seika ファルマが販売拠点を持つ中国や韓国、台湾、タイを中心に展開する予定です。各地でマーケティングやネットワーク構築に取り組んでおり、製品の現地生産も含めて検討している段階です。今年はワクチンや血漿分画製剤、動物薬事業のいずれかの製品の輸出、または技術提供をスタートさせたいですね。また、日本医療研究開発機構が昨年、先進的研究開発戦略センター(SCARDA)を設立しました。ワクチンの研究開発を、基礎研究から実用化まで一気通貫で強力に推進することを目的とした組織です。当社も参画し、今後は産学官連携によるワクチン研究開発を後押ししていきます。
 

開発中の新型コロナワクチン治験薬

Data

概要

所 在 地

〒860-8568 熊本市北区大窪1丁目6-1
【電話】096(344)1211

事業内容

ヒト用ワクチン、血漿分画製剤の研究・開発・製造・供給、動物用ワクチンの製造、新生児マススクリーニング

設   立

平成30年3月7日

資 本 金

100億円

役   員

代表取締役会長/小林大吉郎
代表取締役社長/永里敏秋
取締役/塩﨑浩一郎、黒沢 亨、中山峰男、本松 賢、西川正明
監査役/千田広秋、富田正夫

従業員数

2,039人(2022年10月現在)

事 業 所

本社/熊本事業所、菊池研究所、合志事業所、阿蘇事業所、新生児スクリーニングセンター、配送センター、東京営業所

ホームページ

https://www.kmbiologics.com/