HOME | トップインタビュー | KMバイオロジクス株式会社

KMバイオロジクス株式会社

新型コロナワクチン治験が大詰め

─昨年の企業概況を教えてください。

永里 当社の製品は、定期接種ワクチンなど皆さまの健康を支える製品ばかりです。新型コロナ流行下であっても製品の安定供給に努めてきました。その結果、昨年上半期の売上高は前年比約21%増の223億円。営業利益は約124%増の75億円でした。今年も順調に推移していくものと考えています。好調の主な要因としては、全国的に供給不足が懸念されていたインフルエンザワクチンについて過去最高の製造量だった一昨年と同程度の量を供給できたことや、アストラゼネカの新型コロナワクチンの受託生産などが挙げられます。

─新型コロナウイルスワクチンの開発に取り組まれています。

永里 安全性を重視した従来型の不活化ワクチンの開発を進めています。ウイルスを入手したのが一昨年の5月。昨年春から臨床試験(治験)が始まりましたが、短期間で治験にこぎ着けられたのは従業員の頑張りのおかげです。初期段階の治験では健康成人・高齢者210人を対象に実施し、日常生活に影響を与える副反応は発熱の1件のみで高い安全性が確認できました。一定の有効性も認められています。昨年10月からワクチン未接種の18歳以上2000人を対象に第2/3相治験を実施し、さらに安全性、有効性を確認しています。この治験と同時に、今後のウィズコロナ時代を見越して3回目以降の追加接種に使うための治験と、生後6カ月以上18歳未満が接種できる小児用ワクチンの治験の準備に取り組んでいます。今年中には追加接種用ワクチンとしての承認を目指しており、小児用ワクチンとしても可能な限り早く承認を得たいと考えています。

─今年の抱負をお願いします。

永里 同じ明治ホールディングスの事業会社であるMeiji Seika ファルマとの連携を強め、新興再興感染症の感染制御に貢献していきます。現在も両社の一体運営による事業の強化を進めており、新型コロナ不活化ワクチン開発もその一環です。両社の技術や経験を活用することで一日も早い不活化ワクチンの実用化を目指しています。また、動物薬事業については4月1日に両社の動物薬部門を事業統合し、新会社を設立する予定です。動物薬事業の統合により製品ラインアップの拡充を図り、より幅広いユーザーの皆さまのお役に立ちたいと考えています。成長市場であり、Meiji Seika ファルマが拠点を有するASEAN市場を中心に積極的に海外展開を進めたいですね。
 

開発中の新型コロナワクチン治験薬
代表取締役社長 永里 敏秋氏

新型コロナワクチン治験が大詰め

─昨年の企業概況を教えてください。

永里 当社の製品は、定期接種ワクチンなど皆さまの健康を支える製品ばかりです。新型コロナ流行下であっても製品の安定供給に努めてきました。その結果、昨年上半期の売上高は前年比約21%増の223億円。営業利益は約124%増の75億円でした。今年も順調に推移していくものと考えています。好調の主な要因としては、全国的に供給不足が懸念されていたインフルエンザワクチンについて過去最高の製造量だった一昨年と同程度の量を供給できたことや、アストラゼネカの新型コロナワクチンの受託生産などが挙げられます。

─新型コロナウイルスワクチンの開発に取り組まれています。

永里 安全性を重視した従来型の不活化ワクチンの開発を進めています。ウイルスを入手したのが一昨年の5月。昨年春から臨床試験(治験)が始まりましたが、短期間で治験にこぎ着けられたのは従業員の頑張りのおかげです。初期段階の治験では健康成人・高齢者210人を対象に実施し、日常生活に影響を与える副反応は発熱の1件のみで高い安全性が確認できました。一定の有効性も認められています。昨年10月からワクチン未接種の18歳以上2000人を対象に第2/3相治験を実施し、さらに安全性、有効性を確認しています。この治験と同時に、今後のウィズコロナ時代を見越して3回目以降の追加接種に使うための治験と、生後6カ月以上18歳未満が接種できる小児用ワクチンの治験の準備に取り組んでいます。今年中には追加接種用ワクチンとしての承認を目指しており、小児用ワクチンとしても可能な限り早く承認を得たいと考えています。
 

代表取締役社長 永里 敏秋氏


─今年の抱負をお願いします。

永里 同じ明治ホールディングスの事業会社であるMeiji Seika ファルマとの連携を強め、新興再興感染症の感染制御に貢献していきます。現在も両社の一体運営による事業の強化を進めており、新型コロナ不活化ワクチン開発もその一環です。両社の技術や経験を活用することで一日も早い不活化ワクチンの実用化を目指しています。また、動物薬事業については4月1日に両社の動物薬部門を事業統合し、新会社を設立する予定です。動物薬事業の統合により製品ラインアップの拡充を図り、より幅広いユーザーの皆さまのお役に立ちたいと考えています。成長市場であり、Meiji Seika ファルマが拠点を有するASEAN市場を中心に積極的に海外展開を進めたいですね。
 

開発中の新型コロナワクチン治験薬

Data

概要

所 在 地

〒860-8568 熊本市北区大窪1丁目6-1
【電話】096(344)1211

事業内容

ヒト用ワクチン、動物用ワクチン、血漿分画製剤の研究・開発・製造・供給、新生児マススクリーニング

設   立

平成30年3月7日

資 本 金

100億円

役   員

代表取締役会長/小林大吉郎
代表取締役社長/永里敏秋
取締役/塩﨑浩一郎、黒沢 亨、中山峰男、本松 賢、西川正明
監査役/松住峰夫、富田正夫

従業員数

1,998人(2021年11月現在)

事 業 所

本社/熊本事業所、菊池研究所、合志事業所、阿蘇事業所、新生児スクリーニングセンター、配送センター、東京営業所

ホームページ

https://www.kmbiologics.com/