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ヒノマル株式会社

「スマート畜産」分野の新事業展開

─昨年はどのような年でしたか。

安武 さまざまな物の価格が高騰したため、当社が扱う肥料や農薬・農業資材も値上げせざるを得なくなりました。その値上げ前の駆け込み需要に対して、商品を切らすことなく供給できたことが売り上げにつながっています。仕入先との協力体制ができていたことが奏功しました。当社は積水ヒノマルグループのアグリ事業部を引き継ぐ形で2年半前に誕生した新会社でありながら、創業70年以上の歴史と経験、仕入先や得意先のベースを生かせることを大きなアドバンテージだと感じています。現在は九州に7営業所、大阪に1出張所を展開。昨年4月には大分の企業と経営統合し、関係会社が九州に4社となりました。

─新たに「畜産分野」で事業を始めました。

安武 AIやロボット技術などを活用した「スマート畜産」に関わる資材の販売を昨年10月から始めています。畜舎の中の温度や湿度といった環境制御を行う機器類のほか、ユニークなものではAIカメラで撮影して豚の体重測定を行うシステムなどを取り扱っています。

─採用や人材育成にも力を入れています。

安武 農業に特化した卸売商社ということで、新卒は農学部を中心に「実家が農家のため専門性を深めたい」など明確な目的を持った学生が全国から応募しています。これからはスマート農業やスマート畜産など新たな分野に対応できるよう、工学部系の人材も採用していきたいと思っています。当社は肥料・植薬・資材といったグループ制を敷いており、入社5年目までは広くいろいろなグループで経験を積み、6年目からは1つのグループ内で専門性を高めスペシャリストに育てていく方針です。一方で、60歳の定年を迎える方が活躍できる場もつくっていきたいと考えています。これは私が社長に就任してから実現したかったことの一つであり、4月には定年延長も含めて人事制度を変更する予定です。

─今年の抱負や展望をお聞かせください。

安武 昨年12月に当社では初となる展示商談会を開催しました。前夜祭で懇親会を開いてお客さまと親睦を深め、翌日の商談も盛況となりました。これからも、より深い関係を築いていきたいと思います。現在、九州で取引のある大手ホームセンターチェーンから引き合いがあり、中・四国圏の店舗での取引開始を目指しています。また年内には大阪出張所の人員を増やし、関西エリアの営業強化も図りたいと考えています。
 

「どんな要望にも応えられる総合力で、九州の農業の未来を照らしていきたい」
代表取締役社長 安武 広信氏

「スマート畜産」分野の新事業展開

─昨年はどのような年でしたか。

安武 さまざまな物の価格が高騰したため、当社が扱う肥料や農薬・農業資材も値上げせざるを得なくなりました。その値上げ前の駆け込み需要に対して、商品を切らすことなく供給できたことが売り上げにつながっています。仕入先との協力体制ができていたことが奏功しました。当社は積水ヒノマルグループのアグリ事業部を引き継ぐ形で2年半前に誕生した新会社でありながら、創業70年以上の歴史と経験、仕入先や得意先のベースを生かせることを大きなアドバンテージだと感じています。現在は九州に7営業所、大阪に1出張所を展開。昨年4月には大分の企業と経営統合し、関係会社が九州に4社となりました。

─新たに「畜産分野」で事業を始めました。

安武 AIやロボット技術などを活用した「スマート畜産」に関わる資材の販売を昨年10月から始めています。畜舎の中の温度や湿度といった環境制御を行う機器類のほか、ユニークなものではAIカメラで撮影して豚の体重測定を行うシステムなどを取り扱っています。
 

代表取締役社長 安武 広信氏

 
─採用や人材育成にも力を入れています。

安武 農業に特化した卸売商社ということで、新卒は農学部を中心に「実家が農家のため専門性を深めたい」など明確な目的を持った学生が全国から応募しています。これからはスマート農業やスマート畜産など新たな分野に対応できるよう、工学部系の人材も採用していきたいと思っています。当社は肥料・植薬・資材といったグループ制を敷いており、入社5年目までは広くいろいろなグループで経験を積み、6年目からは1つのグループ内で専門性を高めスペシャリストに育てていく方針です。一方で、60歳の定年を迎える方が活躍できる場もつくっていきたいと考えています。これは私が社長に就任してから実現したかったことの一つであり、4月には定年延長も含めて人事制度を変更する予定です。

─今年の抱負や展望をお聞かせください。

安武 昨年12月に当社では初となる展示商談会を開催しました。前夜祭で懇親会を開いてお客さまと親睦を深め、翌日の商談も盛況となりました。これからも、より深い関係を築いていきたいと思います。現在、九州で取引のある大手ホームセンターチェーンから引き合いがあり、中・四国圏の店舗での取引開始を目指しています。また年内には大阪出張所の人員を増やし、関西エリアの営業強化も図りたいと考えています。
 

「どんな要望にも応えられる総合力で、九州の農業の未来を照らしていきたい」

Data

概要

所 在 地

〒862-0976 熊本市中央区九品寺5丁目7-29
【電話】096(372)5151

創   立

令和2年6月

事業内容

肥料、農薬、園芸資材、畜産資材、産業資材の仕入れ・販売、園芸施設工事の請負・施工

資 本 金

1億円

役   員

代表取締役社長/安武広信

取締役/竹中 誠

取締役(非常勤)/金田欧奈、塚本 亘

監査役(非常勤)/檀野英次

執行役員/田上智範、澤田幸市、徳永純也

従業員数

100人

事 業 所

営業所/熊本、八代、福岡、長崎、鹿児島、宮崎、大分
出張所/大阪

関係会社

三建産業(株)、タイハク(株)、(株)九州農材、(有)マルタカ商事