改革進め 地域の課題解決を積極支援
─中期経営計画の進展はいかがですか。
笠原 「改革」ステージに位置付けた中期経営計画は2年目になり、既存のビジネスモデルの変革に取り組んでいます。お客さま、地域、社員と共により良い未来を創造する「地域価値共創グループ」への進化に向け、着実に成果が出てきました。改革が前倒しで進んでいる状況で、コンサルティング業務の推進や、資産運用会社「九州みらいインベストメンツ」の設立など、さまざまな取り組みが順調に推移しています。
─コンサルティング業務が好調のようですね。
笠原 SDGsとDXの2つのキーワードに関しては特にこだわりを持ち、先進銀行であるという意識で取り組んでいます。まずは自分たちが一生懸命取り組むことが大事であり、その姿勢が当行のコンサルティング業務への信頼につながっていると思います。ほかにも事業承継やM&Aなど、多面的なコンサルティングサービスを提供しており、金融の枠を超え、お客さまのあらゆる課題解決の支援を行っています。
─昨年4月には「スタートアップ ハブ くまもと」がオープンしました。
笠原 「スタハブ くまもと」は、コロナ禍により、多くの事業者が休業や廃業に追い込まれている地域の現状を踏まえ、お客さまの創業・開業を、金融機関を交えた産官学連携で支援するために設立されたプラットフォームです。開業の相談はこれまでに250件を超えており、2022年11月末時点で新規開業が100件を超えました。今後もお客さまのニーズに応え、熊本のにぎわい創出に貢献していきます。
─今後の展望についてお聞かせください。
笠原 半導体大手・台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出は、九州全体にプラスの経済効果を及ぼすと考えています。熊本における22年から10年間の経済波及効果を、当行と地域経済総合研究所は、約4.3兆円と試算しており、県内経済に生産や投資、雇用、所得から消費に至るまで大きなインパクトを与えるでしょう。九州フィナンシャルグループの総力を挙げて、関連する全業種のお客さまに対するさまざまな支援を積極的に行い、その効果が最大になるよう地域金融機関としての役割を果たしていきます。そして、共創ビジョンの実現に向け、改革をさらに加速させていきます。また必要な人材投資も積極的に行い、地域のあらゆる課題解決に取り組んでいきたいと思います。


改革進め 地域の課題解決を積極支援
─中期経営計画の進展はいかがですか。
笠原 「改革」ステージに位置付けた中期経営計画は2年目になり、既存のビジネスモデルの変革に取り組んでいます。お客さま、地域、社員と共により良い未来を創造する「地域価値共創グループ」への進化に向け、着実に成果が出てきました。改革が前倒しで進んでいる状況で、コンサルティング業務の推進や、資産運用会社「九州みらいインベストメンツ」の設立など、さまざまな取り組みが順調に推移しています。
─コンサルティング業務が好調のようですね。
笠原 SDGsとDXの2つのキーワードに関しては特にこだわりを持ち、先進銀行であるという意識で取り組んでいます。まずは自分たちが一生懸命取り組むことが大事であり、その姿勢が当行のコンサルティング業務への信頼につながっていると思います。ほかにも事業承継やM&Aなど、多面的なコンサルティングサービスを提供しており、金融の枠を超え、お客さまのあらゆる課題解決の支援を行っています。

─昨年4月には「スタートアップ ハブ くまもと」がオープンしました。
笠原 「スタハブ くまもと」は、コロナ禍により、多くの事業者が休業や廃業に追い込まれている地域の現状を踏まえ、お客さまの創業・開業を、金融機関を交えた産官学連携で支援するために設立されたプラットフォームです。開業の相談はこれまでに250件を超えており、2022年11月末時点で新規開業が100件を超えました。今後もお客さまのニーズに応え、熊本のにぎわい創出に貢献していきます。
─今後の展望についてお聞かせください。
笠原 半導体大手・台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出は、九州全体にプラスの経済効果を及ぼすと考えています。熊本における22年から10年間の経済波及効果を、当行と地域経済総合研究所は、約4.3兆円と試算しており、県内経済に生産や投資、雇用、所得から消費に至るまで大きなインパクトを与えるでしょう。九州フィナンシャルグループの総力を挙げて、関連する全業種のお客さまに対するさまざまな支援を積極的に行い、その効果が最大になるよう地域金融機関としての役割を果たしていきます。そして、共創ビジョンの実現に向け、改革をさらに加速させていきます。また必要な人材投資も積極的に行い、地域のあらゆる課題解決に取り組んでいきたいと思います。

Data
概要
所 在 地 | 〒860-8615 熊本市中央区練兵町1 |
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設 立 | 大正14年7月 |
業務内容 | 普通銀行業務 |
資 本 金 | 181億円 |
役 員 | 代表取締役会長/甲斐隆博 代表取締役頭取/笠原慶久 代表取締役副頭取/山木 仁 取締役専務執行役員/田島 功 取締役常務執行役員/岩立康也、田中博幸、池田 誠、髙本芳郎 |
従業員数 | 2,184人 |
店 舗 数 | 124 |
グループ会社 | 肥銀リース(株)、JR九州FGリース(株)、肥銀カード(株)、肥銀キャピタル(株)、肥銀ビジネスサポート(株)、肥銀ビジネス教育(株)、肥銀オフィスビジネス(株)、九州みらいインベストメンツ(株) |
経営統合 | 平成27年10月、(株)鹿児島銀行と経営統合。 |