米企業の医療製品にシルク提供
─シルクを使った、さまざまな製品を開発・販売されています。
島田 シルクは繊維としてだけでなく、化粧品や食品、医療品にも利用されており、当社では、「やまがシルク」を使った「COKON LAB(ココン ラボ)」というボディーケア商品を販売しています。昨年10月には、シルク成分を配合したハンドクリームを発売。持ち運び便利な携帯用サイズで、クリスマスやお歳暮といったギフト向けとしても好評です。同時期に、モデルやデザイナーとして活躍するインフルエンサーのブランドとコラボレーションしたハンドクリームもリリースしました。また、県内企業と共同してノンカフェインの「桑の葉ブレンドハーブティー」を開発。カイコの餌となる桑の葉は食物繊維やミネラルが豊富で、健康に良いとされています。レモングラスなどのハーブが香る、爽やかな飲み口が特長です。近々、発売する予定です。
─医療分野での展開を教えてください。
島田 米企業「VAXESS Technologies」社が手掛ける医療製品(パッチ式ワクチン)の主要部材に当社のシルクが採用されることになり、連携協定を締結しました。当社では無農薬・無化学肥料で桑を育成、無菌大規模養蚕プラントでシルクを一貫生産しています。有機JASやISO9001も取得しており、高い品質が評価されました。昨年11月、VAXESS社のCEOと共に蒲島郁夫知事に事業内容を報告しました。アメリカ食品医療品局(FDA)の承認を目指しており、承認されれば、マイクロニードル(微細針)の成形にシルク成分を使った医療製品としては世界初と聞いています。ほかにも国内外の企業、大学、研究機関での研究・開発が進んでいます。医療分野でさらなる展開につながることを期待しています。
─地域振興にも力を入れておられます。
島田 現在、山鹿地域の企業や団体が連携して「やまがBASEプロジェクト」という取り組みを進めています。市内の廃校跡地を利活用して、シェアオフィスやコワーキングスペース、宿泊機能を備えたイノベーションハブ(新サービスや商品を生み出す拠点)を造る計画です。この場所を中心に地域課題を解決したり、新事業を創出したりするなど、さまざまな活動につなげたいと考えています。昨年11月には、新たな事業組合を設立。特定地域づくり事業認定に向けて準備しています。ビッグビジネスだけではなく、スモールビジネスも数多く創出し、山鹿地域を盛り上げていきたいですね。


米企業の医療製品にシルク提供
─シルクを使った、さまざまな製品を開発・販売されています。
島田 シルクは繊維としてだけでなく、化粧品や食品、医療品にも利用されており、当社では、「やまがシルク」を使った「COKON LAB(ココン ラボ)」というボディーケア商品を販売しています。昨年10月には、シルク成分を配合したハンドクリームを発売。持ち運び便利な携帯用サイズで、クリスマスやお歳暮といったギフト向けとしても好評です。同時期に、モデルやデザイナーとして活躍するインフルエンサーのブランドとコラボレーションしたハンドクリームもリリースしました。また、県内企業と共同してノンカフェインの「桑の葉ブレンドハーブティー」を開発。カイコの餌となる桑の葉は食物繊維やミネラルが豊富で、健康に良いとされています。レモングラスなどのハーブが香る、爽やかな飲み口が特長です。近々、発売する予定です。
─医療分野での展開を教えてください。
島田 米企業「VAXESS Technologies」社が手掛ける医療製品(パッチ式ワクチン)の主要部材に当社のシルクが採用されることになり、連携協定を締結しました。当社では無農薬・無化学肥料で桑を育成、無菌大規模養蚕プラントでシルクを一貫生産しています。有機JASやISO9001も取得しており、高い品質が評価されました。昨年11月、VAXESS社のCEOと共に蒲島郁夫知事に事業内容を報告しました。アメリカ食品医療品局(FDA)の承認を目指しており、承認されれば、マイクロニードル(微細針)の成形にシルク成分を使った医療製品としては世界初と聞いています。ほかにも国内外の企業、大学、研究機関での研究・開発が進んでいます。医療分野でさらなる展開につながることを期待しています。

─地域振興にも力を入れておられます。
島田 現在、山鹿地域の企業や団体が連携して「やまがBASEプロジェクト」という取り組みを進めています。市内の廃校跡地を利活用して、シェアオフィスやコワーキングスペース、宿泊機能を備えたイノベーションハブ(新サービスや商品を生み出す拠点)を造る計画です。この場所を中心に地域課題を解決したり、新事業を創出したりするなど、さまざまな活動につなげたいと考えています。昨年11月には、新たな事業組合を設立。特定地域づくり事業認定に向けて準備しています。ビッグビジネスだけではなく、スモールビジネスも数多く創出し、山鹿地域を盛り上げていきたいですね。

「COKON LAB(ココン ラボ)」
Data
概要
所 在 地 | 〒861-0602 山鹿市鹿北町芋生4041 |
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設 立 | 2014年10月8日 |
資 本 金 | 5,250万円 |
事業内容 | 桑の栽培、「天空桑園」運営管理、カイコの飼料作製ほか |
代 表 | 代表取締役社長/島田裕太 |
従業員数 | 28人(NSP山鹿工場含む) |
関連会社 | 株式会社あつまるホールディングス |
ホームページ |