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阿蘇製薬株式会社

新分野の商品開発し国内展開に挑戦

─コロナ禍の中、事業の状況はいかがですか。

久木 コロナ禍でしばらくの間、主力商品の救急ばんそうこうの売り上げが減少しました。皆さんが外出を控えたことで、子どもさんも擦り傷などを負う機会が少なくなったのでしょう。その後、1年ほどで売り上げは以前の水準に戻り、以降は順調に推移しています。手指消毒による手荒れやアウトドアブームの影響などで需要が回復したのではないでしょうか。救急ばんそうこうの国内市場は既に成熟化し大きな伸びはありませんが、生活に必要なものとして安定した需要が見込めます。ただ、このところ原材料価格が上昇を続けていることが利益を圧迫しています。国内ではコスト上昇分を全て販売価格に上乗せできない苦しさがあります。

─海外事業の状況はどうでしょうか。

久木 米国、メキシコ、フィリピンにそれぞれ現地法人を設けており、当社グループの救急ばんそうこうの売り上げのおよそ8割を海外が占めています。米国ではコロナ禍以降、物流が停滞して生産に必要な原材料が届きにくい状況で、輸送コストの高騰もずっと続いています。ただ米国は日本と異なり、コストの上昇分を販売価格に転嫁しやすい国柄です。そのため日本よりインフレがひどい状況にあります。昨年、米国を訪れた際、コロナ前からの投資案件であった土地価格の上昇に驚かされました。円安の進行も懸念材料です。フィリピンで生産した商品は日本や欧州で販売していますが、欧州では米国とは違う強力な競合相手がいて、その牙城に挑み続けている状況です。

─今年の抱負をお聞かせください。

久木 当社はこれまで、コンビニやドラッグストアなど相手先ブランドで商品を生産するビジネスシステムで成長してきましたが、今後は主力商品とは別の新たな分野の商品の国内展開に挑戦します。当社の強みを生かせる新規事業を展開して、これまでの努力が実を結ぶ年にしたいですね。そのほか、地域の活性化にも貢献できればと考えています。3年前には本社に隣接した遊休地が商業施設「アヴァンモール菊陽」に生まれ変わりました。私が理事長を務める「阿蘇火山博物館」の1階にある「阿蘇山上ビジターセンター」(佐藤義興会長)への来場者は昨年8月に100万人を突破しました。また秋に2年連続で開催された「阿蘇ナイトミュージアム」も好評でした。今後も地域への貢献を形にできればと思っています。
 

〈左上〉アソ・コーポレーション(米国)、 〈右上〉アソ・アメリカス(メキシコ)、 〈下〉アソ・フィリピンINC(フィリピン)
代表取締役社長 久木 康裕氏

新分野の商品開発し国内展開に挑戦

─コロナ禍の中、事業の状況はいかがですか。

久木 コロナ禍でしばらくの間、主力商品の救急ばんそうこうの売り上げが減少しました。皆さんが外出を控えたことで、子どもさんも擦り傷などを負う機会が少なくなったのでしょう。その後、1年ほどで売り上げは以前の水準に戻り、以降は順調に推移しています。手指消毒による手荒れやアウトドアブームの影響などで需要が回復したのではないでしょうか。救急ばんそうこうの国内市場は既に成熟化し大きな伸びはありませんが、生活に必要なものとして安定した需要が見込めます。ただ、このところ原材料価格が上昇を続けていることが利益を圧迫しています。国内ではコスト上昇分を全て販売価格に上乗せできない苦しさがあります。

─海外事業の状況はどうでしょうか。

久木 米国、メキシコ、フィリピンにそれぞれ現地法人を設けており、当社グループの救急ばんそうこうの売り上げのおよそ8割を海外が占めています。米国ではコロナ禍以降、物流が停滞して生産に必要な原材料が届きにくい状況で、輸送コストの高騰もずっと続いています。ただ米国は日本と異なり、コストの上昇分を販売価格に転嫁しやすい国柄です。そのため日本よりインフレがひどい状況にあります。昨年、米国を訪れた際、コロナ前からの投資案件であった土地価格の上昇に驚かされました。円安の進行も懸念材料です。フィリピンで生産した商品は日本や欧州で販売していますが、欧州では米国とは違う強力な競合相手がいて、その牙城に挑み続けている状況です。
 

代表取締役社長 久木 康裕氏

 
─今年の抱負をお聞かせください。

久木 当社はこれまで、コンビニやドラッグストアなど相手先ブランドで商品を生産するビジネスシステムで成長してきましたが、今後は主力商品とは別の新たな分野の商品の国内展開に挑戦します。当社の強みを生かせる新規事業を展開して、これまでの努力が実を結ぶ年にしたいですね。そのほか、地域の活性化にも貢献できればと考えています。3年前には本社に隣接した遊休地が商業施設「アヴァンモール菊陽」に生まれ変わりました。私が理事長を務める「阿蘇火山博物館」の1階にある「阿蘇山上ビジターセンター」(佐藤義興会長)への来場者は昨年8月に100万人を突破しました。また秋に2年連続で開催された「阿蘇ナイトミュージアム」も好評でした。今後も地域への貢献を形にできればと思っています。
 

〈左上〉アソ・コーポレーション(米国)、 〈右上〉アソ・アメリカス(メキシコ)、 〈下〉アソ・フィリピンINC(フィリピン)

Data

概要

所 在 地

〒869-1101 菊池郡菊陽町津久礼91-1
【電話】096(232)2131

業務内容

医薬品等製造販売業(救急絆創膏、磁気絆、魚の目絆ほか)

設   立

昭和25年10月

資 本 金

5,000万円

役   員

代表取締役社長/久木康裕
取締役/久木敏子、上村行弘、生山三雄

従業員数

190人

営 業 所

東京営業所、大阪営業所、九州営業所

グループ企業

アソ・インターナショナル(株)、康和(株)、アソ・コーポレーション(米国)、アソ・アメリカス(メキシコ)、アソ・フィリピンINC.、アソ・ヨーロッパ(オランダ)、(公財)阿蘇火山博物館

ホームページ

https://www.aso-pharm.co.jp/